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上手に食べられない・飲み込めないのはなぜ?(摂食・嚥下障害についてI)

摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)障害とは

「摂食・嚥下」とは飲食物を口に取り込み、咀嚼し胃まで送り込む働きのことをいいます。この働きがうまくいかなくなったことを「摂食・嚥下障害」とよんでいます。私たちは日常生活の中で何気なく食べたり飲んだりしています。もし食べたくてもロや喉が思うように動かなくなって食べられない、飲み込めないということになったらどうでしょうか?口腔およびその周囲には人が人らしく生きるために重要な機能が集まっています。摂食、飲水、コミュニケーション、感覚などいずれの機能の一つでも障害されるとQOL(生活の質)の低下が起こってきます。



●摂食・嚥下の流れ ●摂食・嚥下障害が疑われる症状 13)
1.先行期(認知期):これから何をどのように食べるか判断します。
1.先行期
・むさぼるように食べる
・むせながらも食べ続ける
・一度に多量の飲食物を摂る
・急いで液体を飲む
・いつまでも飲食物を口の中に溜めている
2.準備期:食物を取り込み、かみ砕いて食み込みや すい塊を作る。(捕食期と咀嚼期に分ける分類もあります)
2.準備期
・口の中に飲食物を取り込めない
・食物をかめない
・飲食物が口からこぼれる
3.口腔期:食塊を口から喉(咽頭)に送り込む
3.口腔期
・口からこぼれる
・飲食物が口の中に残る
・咽頭の準備ができる前に咽頭へ飲食物が流れ込む
4.咽頭期:食塊を喉(咽頭)から食道に送り込む
4.咽頭期
・食塊が鼻にもれる
・食塊が食道入り口を通過できない
・誤嚥(むせ込む)
5.食道期:食塊を食道から胃へ送り込むこれには食道の筋肉のぜん動運動と重力 が関わってきます。
5.食道期 ・食塊が食道を通過できない
・いったん胃に入った食塊が逆流する

要介護者の口腔ケアについて

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