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会長挨拶

 熊本県歯科医師会は、「医道の高揚、県民の歯科医療の確立、公衆衛生・歯科保健の啓発、並びに歯科医学の進歩発達を図り、もって県民の健康と福祉を増進する」ことを目的とし明治40年に設立され、110年余の歴史を有しております。
 歯科医療は「生きる力を支える生活の医療」ですが、健康寿命を延ばし、高齢になっても豊かで楽しい生活を過ごすため自分の歯で自分の口から食事をとることが最も大切なことです。平成元年に「8020 運動」が提唱されてから診療所や地域において様々なお口の健康を保持・増進する活動を実施し8020達成率は、運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)でしたが、 2016年歯科疾患実態調査の結果によると、達成率は51.2%となり、初めて2人に1人以上となりました。歯周病や加齢等により歯の喪失が進んだ場合には、口腔内の「感覚」「咀嚼」「嚥下」「唾液分泌」等の機能が少しずつ低下し「口腔機能低下」という状況を作り出し、要介護状態に陥りやすくなると共に誤嚥性肺炎を発病するリスクが増加します。
 更に最近では、糖尿病、認知症、脳卒中・循環器系病の全身の疾患と特に歯周病との関係も知られておりますが、歯科定期検診を受けていただくことにより疾病を未然に予防する効果が期待できます。
 現在、日本は当初考えられていたスピードよりはるかに高齢化は進み、将来を見据え予防を含めた医療の対応が求められています。今後は健康長寿、医療費抑制を念頭に、医科歯科連携や地域包括ケアシステムを含めた歯科医師会の取り組みをより充実させ、県民の皆様の豊かな生活を支えてまいります。
 熊本県歯科医師会及び会員は、歯科医療、歯科保健を通じて、地域の皆様に寄り添い貢献して参ります。


熊本県歯科医師会 会長 伊藤 明彦